蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹(じんましん)

・ 痒みや時に痛みを伴う赤い盛り上がりがみられ、数時間以内に自然に消えます。
・ 魚、肉、卵、小麦などの食べ物、食品添加物、薬(痛み止めなど)、昆虫、植物、感染、刺激、運動、寒冷、日光、入浴、過労などが原因としてみられることもありますが、約80%は原因不明です。
・同時に、呼吸が苦しくなったり、咳、腹痛、吐き気がみられたり、気分が悪くなったり、血圧が低下する場合があり、アナフィラキシーといい、注意が必要です。このような症状が現れた場合は緊急を要しますので、総合病院の救急外来を受診してください。救急車が到着するまでの応急処置として、アドレナリン自己注射液(エピペン)を直ちに太もも外側の筋肉内に注射してください。過去にアナフィラキシーを経験された方は、エピペンを、いつ、どこでもアナフィラキシーの起きたときに使用できるよう、常に携行しておく必要があります。
・ 治療は抗ヒスタミン薬などの飲み薬を使います。原因がわかっているものはそれをさける、疲労やストレスをできるだけためない、魚や肉類はできるだけ新鮮なものをとる、防腐剤や色素を含む食品を控えめにするなど注意が必要です。
・ 形や大きさにかかわらず、膨らみが消えた後は全く跡が残らないことが特長です。
・ 特殊なものに血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)というものがあり、唇やまぶたなどが突然腫れ、2~3日で消え、痒くなく、稀に遺伝する場合があります。
・ 可能であれば、皮膚の症状が出ているときに写真を撮って、持ってきていただくと、診察時に症状がみられていなくても診断することができます。

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美容皮膚科(自由診療)   当院では、しみ・そばかす・くすみのお悩みや、レーザー脱毛・アンチエイジング等の美容に関わる診療を自費診療で行っています。